オーロラを見るなら、アイスランドとカナダどちらがいい?

アイスランドとカナダのオーロラ
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2022年9月はアイスランドでオーロラをみました。2016年にはカナダのイエローナイフでオーロラを見ています。オーロラを見るならどちらがおすすめか比較しました。

オーロラ楽しむだけならイエローナイフ。オーロラだけでなく大自然も観光も楽しみたいならアイスランドがおすすめです

レイキャビクのオーロラ

オーロラが見える確率とは

よく、3日間の滞在で95%以上の確率でオーロラが見えるといいますよね。これはオーロラが出ている確率というよりも、3日滞在すれば、雲がなくてオーロラが見える日があるよという感覚的な数字だと思っています。
オーロラを見ることができる緯度60度〜70度にあるオーロラベルト。アイスランドとイエローナイフはどちらもオーロラベルトの真下にあります。
オーロラの強さは0~9のKp値で表します。Kp値とは地磁気の強さを表す数値です。0は活動ゼロ、9は強い活動を表します。活動レベルが0〜9まであり、9が最大です。

オーロラ予報
アラスカ大学のオーロラ予報より引用(https://www.gi.alaska.edu/monitors/aurora-forecast)

27日間で活動レベルが0の日はありません。オーロラが見えるかどうかはオーロラの活動よりも天気が重要なポイントです。

オーロラを見るベストシーズン

オーロラを見るためのポイントは、夜の暗さ、晴れて雲のない空です。緯度がほとんど同じイエローナイフとアイスランドはオーロラを見るベストシーズンは9月から4月でほぼ同じです。

イエローナイフのオーロラベストシーズン

イエローナイフのオーロラ
イエローナイフのオーロラ

イエローナイフのオーロラ鑑賞シーズンは8月中旬から4月です。
5月から9月は降水日が他の月よりも多く、日没時間が遅いのでオーロラ鑑賞に向いていません。イエローナイフの6月の日没はなんと23時です。
9月でも日が沈むのが20時頃。オーロラ鑑賞ツアーは12時頃にスタートし、深夜の4時にホテルに戻ります。8月9月は湖に映ったオーロラと空に浮かぶオーロラの上下のオーロラを楽しむこともできます。12月の日没は15時。カナダの冬はマイナス30度の世界を体感できます。

寒さと電池とカメラの関係

イエローナイフのオーロラ
一眼レフカメラでRAWで撮影して画像ソフトで現像しています。肉眼ではこのようには見えません

2018年9月下旬にイエローナイフにオーロラを見に行きました。その頃のスマホはオーロラ撮影ができる性能はありません。一眼レフカメラと三脚でオーロラを撮影しています。
9月なので最低気温は5°Cくらいです。イエローナイフの冬はマイナス30°Cになるので注意してくださいね。

寒いと電池の消費が減りが早くなる。
最低気温5°Cでもカメラの電池の消費が早かったので、交換用のバッテリーを持って行きました。今だったらスマホ撮影でもモバイルバッテリーが必要ですね。

寒い外から暖かい部屋に入るときにレンズの結露に注意。
カメラはバッグに入れて、外と部屋の中の温度差をやわらげました。レンズの結露はカビやレンズのくもりにつながります。

アイスランドのオーロラベストシーズン

レイキャビクのオーロラ
レイキャビク のオーロラ

アイスランドでオーロラを見るベストシーズンは9月から4月。イエローナイフと同じようにアイスランドも夏は日の入が遅いので、オーロラ鑑賞には向いていません。降水日は8月から11月が比較的多いのですが、1日中ずっと雨が降ることはなく、天気がとても変わりやすいので少し待てば、曇りになったり晴れたりします。

アイスランドは凍りついた土地のイメージがありますが、意外と寒くありません。一番寒い1月でも最高気温2°C、最低気温マイナス2°Cです。

アイスランドでは首都レイキャビク でオーロラを見ました。イエローナイフでは、物を落としたらわからなくなる暗闇でオーロラを見ましたが、アイスランドでは電灯の明かりがあるのにオーロラが見えることに感激です。

イエローナイフとアイスランドのオーロラ以外の楽しみ方

カナダ イエローナイフの観光

イエローナイフの街並み

小さな町なので半日もあれば歩いて回れます。観光スポットとしてはブッシュ・パイロット・モニュメントが小高い丘になっているのでイエローナイフの街が見渡せます。

Bullock’s Bistro

アークティックチャー(北極イワナ)を食べられるBullock’s Bistro
イエローナイフは一人旅だったので、The Black Knight Pubではバッファローバーガーをテイクアウトをしました。

イエローナイフ
キャメロン滝

半日観光のキャメロン滝ツアーもあります。冬は犬ぞりやスノーモービルなどのアクティビティも楽しめます。

イエローナイフのオーロラ鑑賞は12時頃にホテルを出発して、ホテルに帰ってくるのが4時頃。それから睡眠時間になるので、起きるとお昼になっています。

イエローナイフの星空

イエローナイフでオーロラが見れなくても、星空は一見の価値があります。空にはこんなにたくさんの星があったのね!と感動します。
ひと晩で何回も流れ星を見ました

イエローナイフの夜空
イエローナイフの星空。オーロラは肉眼では白ですが、星は肉眼でも写真と同じように見えました。

アイスランドの観光

Arnarstapi アルナルスタピ
アルナルスタピの断崖

アイスランドの観光スポットはたくさんあります。レイキャビク の市内観光は1日以上楽しめます。ゴールデンサークル 、スナイフェルス半島、ブルーラグーン などそれぞれ1日コースの観光をして、夕食を食べた後にオーロラ鑑賞ができます。

ブルーラグーン
露天風呂ブルーラグーン

オーロラが出るのが10時30分から12時頃なので、夜はちゃんと寝て、次の日は朝から観光ができるのが良いところです。

10年~12年のオーロラ周期の好調期は2022年から

イエローナイフでオーロラを見たとき、夜のオーロラツアーで一緒だった方に「オーロラの強さには周期があって12年周期で強くなる。2015年が最高だったから、次は2027年に来たいわね」と言われました。

オーロラは10年〜12年の周期でオーロラが出たときの強さや大きさが変わります。太陽活動が活発になるとオーロラの元になるプラズマ粒子が増えて、真っ黒い夜空が赤、緑、ピンクの光が爆発したようにオーロラが出現するようなオーロラ爆発が起こりやすくなります。2022年はオーロラの周期からすると、太陽活動が少なく、オーロラの強さも弱い年ですが、アイスランドの首都レイキャビク でしっかりとオーロラが見れました。

2027年に最高になるオーロラ周期。2022年以降はオーロラを見るのに最適な時期に入ります

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