無職50代が自分で会社を作る理由。健康保険料を安くしたい!

意外と簡単!50代の会社設立
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50代で会社を退職して4ヶ月。仕事をしているけれどまだ売上はありません。でも、会社を設立しました!

もう会社に所属する人生なんてムリと思って、フリーランスとして働くことにしましたが、悩んだ結果法人として会社を設立しました。

40代・30代・20代の方でも、会社に縛られずに稼ぎたい、フリーランスとして働いているという方は多いですよね。

無職から会社設立できるの?
お金がないと会社設立できないんじゃないの?
会社をつくると面倒じゃないの?
売上がないのに会社を設立するメリットはあるの?など、

今、フリーランスの人だけではなく、これから会社を退職して仕事を始めようかと思っている方にも役に立つ、会社を設立するメリットを解説します。

無職でも会社設立できる

犯罪を犯していたり、精神上の障害で判断能力がないと家庭裁判所から審判をうけていなければ、無力でも会社設立できます。

取締役になれない人
・成年被後見人もしくは被保佐人に該当する者
・会社法、金融商品取引法、破産法など会社に関連する法律に違反し、刑の執行が終わり、または刑の執行を受けることがなくなった日から2年を経過しない者
・上記以外の罪を犯して禁固以上の刑に処せられ、または刑を受けることがなくなるまでの者(執行猶予中の者は除く)

お金がないと会社設立できない?

会社を設立するには資本金が必要です。資本金1000万円もない!と心配をしなくても大丈夫。

最低100万円の資本金じゃないと信用がないという説もありますが、資本金1円でも会社設立ができます。

50代が小さく会社を始めるには、お金はそんなにかかりません。

実際にいくらお金を使ったか

資本金 10万円

  • 登記用のバーチャルオフィス契約 18380円 (自宅を登記したら0円)
  • マネーフォワードクラウド登録  2618円
  • 印鑑セット(発注ミス) 7920円(安くすませるならこちら)
  • 印鑑セット 22,550円
  • 合同会社の登録免許税 6万円
  • 登記簿謄本 600円

会社の住所はどうする?

まず、登記用の住所はバーチャルオフィスのレゾナンスで契約しました。

レゾナンスは月額990円〜で登記用の住所と月1回の郵便転送サービスがあります。

会社のホームページを作った時に、自宅の住所を載せたくないのでバーチャルオフィスを契約しましたが、自宅で登記すれば0円です。

バーチャルオフィスを選ぶ条件として、郵便転送料金も含めた料金で決めました。

法人設立すると法人番号指定通知書や健康保険証などが登記した住所に届くので、郵便転送は必須です。

登記の書類はどうやってつくる?

マネーフォワード クラウドの有料登録70%OFF
画像引用:マネーフォワード 会社設立

会社設立を行政書士に依頼すると10万円程度費用がかかりますが、マネーフォワード会社設立で設立したので無料でした。

マネーフォワード では、行政書士による電子定款作成手数料5,000円がかかりますが、マネーフォワード クラウドの有料登録をすると0円になります。

マネーフォワード の有料登録は「新規事業者作成の翌日までの有料プラン登録で月額プランが最初の2ヶ月間70%OFF」という安いプランがおすすめです。

会社の印鑑はどうする?

会社設立に必須の印鑑。会社の実印として印鑑登録をするので、ずっと使うことになります。

この印鑑はデザインにこだわって注文しました。実印用の印鑑・銀行印・角印の3点セットで22550円。

実は、マネーフォワード 会社設立で注文できる印鑑は7,920円でかなり安いので注文してしまったのすが、やっぱり実印は気に入った印鑑が欲しかったのでSirusiで購入。

印鑑の円のなかに文字がみっしりと詰まってバルーンタイプの書体がカッコ良くて、印鑑を押すたびに嬉しくなります。

登録免許税

会社設立に必要な登録免許税。株式会社は15万円、合同会社は6万円です。

株式会社の方が信用力やイメージが良いですが、一人で経営するつもりなので合同会社にしました。

会社を設立した費用の合計は?

会社設立までにかかった金額はバーチャルオフィス、印鑑の発注ミスとこだわりの印鑑発注などの費用いれて合計すると、資本金を入れて19万3588円。

とにかく安く会社設立したい場合は、資本金1円、自宅で登記して、マネーフォワードの安い印鑑にするなど、一番安く会社設立したら、7万1139円で会社設立できてしまいます!

売上がまだないのに会社設立する理由:社会保険料が高い

企業には所属しないてフリーランスとしてずっと働く予定で、国民年金の年金基金にも加入しましたが、法人を設立することにしました。なぜかというと、健康保険料が想像以上に高かったから。

国民年金保険料は、一律16,590円(令和4年度)。前年度の年収にかかわらず同じ金額です。国民年金を払い続けると、将来は年金をもらえます。

健康保険料は、前年度の年収で金額が決まっています。会社員は保険料を会社と折半するので、会社員の時に天引きされていた健康保険料の2倍の金額を健康保険料として支払うことになります。

健康保険料は、前年度の所得を基礎にして計算され納付書が届きます。

健康保険料の請求金額は今まで天引きされていた金額の2倍以上でした。なぜかというと、納付書が送られてくるまで1ヶ月分遅れるので、遅れた1ヶ月分を残りの月数分で割って上乗せするからです。

健康保険はどんなに高額を払っても、診察のファストパスがあるわけでもなく、薬を多くもらえるわけでもありません。(相互扶助なので当然ですが)

会社を退職して、無収入になると高い社会保険料はかなり厳しいです。

転職して給料が下がった場合の社会保険料

では、転職して前職の給料からかなり下がった場合の社会保険料は、どうなるか知っていますか?

前職の給与の時の社会保険料と同じではなく、新しい給与を元にした社会保険料で天引きされるようになります。

退職すると前年度の所得がベースになりますが、転職だと現在の収入がベースになるということは、退職すると、無収入になるのに社会保険料が下がらないのは不利ですよね。

会社の倒産など、会社都合の離職の場合は、社会保険料の減免がありますよ。

会社を設立すると社会保険料はどうなる?

会社設立後の社会保険料

会社を設立すると、会社は法律で人として扱われる「法人」になり、あなたは法人で働く役員になります。給料を役員報酬として受け取ることになります。

役員報酬の金額によって社会保険料が決まるので、低額の役員報酬にすることで、社会保険料を下げることができます。

実は、健康保険料の支払いが毎月約6万円。でも会社設立すると3349円になりました。

会社を設立するメリット・デメリット

会社を設立するメリットがある人

会社設立すると、健康保険料が安くなる!ということだけではありません。会社設立してもメリットがない人もいます。

社会保険料が高いと思っている人

そこそこの収入があって会社を辞めると、社会保険料の支払いがとても大変。退職した次の年も前年度の所得で決まるので、そんなに社会保険料は下がりません。

経費を使う人

フリーランスで仕事をスタートすると、細かく必要経費がかかります。仕事で使うパソコン、通信費、資料代、交通費、家を仕事で使えば家賃など。

フリーランスでも経費として申告できますが、法人の方が経費の幅が広がります。

細かいことが得意な人

会社で経理や総務をやっていて、事務処理が得意な人は会社設立は簡単です。

会社設立の無料サービスを使えば簡単に書類が作れるので、お金をかけて行政書士に依頼する必要はありません。多少の経理知識があれば、どこまで経費にできるかすぐにわかります。

会社を設立するメリットがない人

法人の場合は赤字でも約7万円の税金を払います。赤字でも税金がかかるのはデメリットかもしれませんね。

失業手当をもらっている人

会社を辞めて失業保険をもらっている場合は、会社を設立すると失業手当がもらえなくなります。

条件を満たせば、再就職手当はもらえるのでハローワークでご確認ください。

家族の扶養に入っている人

家族の扶養に入っている場合は、社会保険料が安くなるというメリットはありません。

会社をやめて無職になった人は、家族の扶養に入るという選択肢がおすすめ。配偶者の扶養以外にも、社会人の子供の扶養に入るという選択肢もありますよ。

面倒くさがりな人

会社設立は難しくありませんが、面倒です。

経費を使って節税したいと思う人は多いですよね。でも、経費はなんでもかんでも、あれもこれも経費にできるわけではありません。

多少の経理知識が必要になります。

会社設立は意外と簡単

実際に、自分ひとりで会社設立してみたら、想像していたよりも簡単!

会社設立で難しいと思っていたことは、定款などの書類作成ですがマネーフォワード会社設立を利用すれば、画面の通りに入力していくと書類ができます。

定款以外にも「法人設立届出書」、「登記簿謄本の交付申請書」など役所に提出する書類も自動的に出来上がります。

提出期限や提出する役所も、Google マップ付で表示されるので、申請漏れもありません。

マネーフォワードを使って自分で会社設立した記事を書いたので、社会保険料が高すぎるからなんとかしたいという方は読んでみてください。

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