スナイフェルス半島の氷河と絶景【アイスランド】

スナイフェルス半島
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アイスランドの西部、スナイフェルス半島は「アイスランドの縮尺図」と言われるそうです。羊がいる牧草地、断崖絶壁と海、氷河、火山など、バリエーション豊富な景色がありました。

9時にレイキャビクを出発して19時頃にレイキャビクに戻ってこれる1日コースです。

ゴールデンサークルへの道のりでは、牧草地が少なく岩と茶褐色の草と苔の大地が広がっていました。スナイフェルス半島は牧草地が多く、羊や馬をよく見ました。羊は密集して飼われているのかと思っていましたが、広い牧草地にぽつんぽつんと離れて草を食べているのが印象的です。

アイスランドの羊

Ytri Tunga(イーツリー・タンガ)で野生のアザラシを見る

イーツリー・タンガでは野生のアザラシを見ることができます。ゴロゴロとした大きな岩場を歩いていくと、アザラシが遠くの岩で日向ぼっこしています。黒いアザラシなので、よーく見ないと岩なのかアザラシなのか見分けがつきません。アザラシは背中をそらしたり、動くと歓声があがります。くつろいでいるアザラシを見ると癒されました。

アイスランドイーツリータンガ のアザラシ

マルでマークをつけた部分にアザラシがいます。遠くから静かに眺めました。穏やかな波の音しかしない静かな空間です。

アザラシがいる場所は、駐車場から10分くらい歩きます。アザラシからはかなり離れていますが、静かにする「QUIET ZONE」が始まります。茶色の砂浜の上の黒い部分は海藻です。

途中に巨大な骨があって、近づいてみました。何かのアートかと思いましたが、細部がリアルなので本物のようです。

Arnarstapi アルナルスタピの断崖

Arnarstapi アルナルスタピ

切り立った断崖と海がある素晴らしい景色があります。崖には海鳥の巣があり、鳥のマンションのようです。

Arnarstapi アルナルスタピ

アイスランド旅行は天気に恵まれて、青い海と青い空、崖と奇岩のコントラストが印象的です。

アルナルスタピの守り神Bárðar

アルナルスタピのバルズル像

スナイフェルス半島の守護霊Bárðarの像。たくさんの石を積んで作られていて愛嬌があります。

この像は「Bárðar saga Snæfellsáss」という北欧の英雄伝のBárðar(バルズルまたはバーズリーのような発音)の像です。人間の母とトロールと巨人のハーフである父から生まれたBárðarは、ノルウェーの山で育ち、ノルウェー王の迫害から逃れてアイスランドのアルナルスタピのあたりで定住したそうです。困難な時に助けてくれるスナイフェルス半島の守護霊として崇拝されています。

フィッシュアンドチップスのランチ

アルナルスタピには何件かレストランがあり、「STAPINN」で食事をしました。
肉厚のタラのフィッシュアンドチップス。揚げたての衣はサクサクでタラはジューシーでタルタルソールもたっぶりあってとても美味しかったです。

フィッシュアンドチップス

ハンバーガー類が2,400から3,100アイスランド・クローナ、フィッシュアンドチップスが3,300アイスランド・クローナ(約3300円)です。ゲイシールのランチの衝撃からアイスランドの物価には慣れてきました。

後日、フィシュアンドチップスとカフェラテで合計4,132円の請求がカード会社から来ていました。

STAPINN

店内はあまり広くないので、外のテーブルで食べます。9月の日差しは強いけども、寒かったです。置いてあるブランケットをありがたく使いました。

スナイフェルスヨークトルの氷河にタッチ

スナイフェルス半島にはスナイフェルという火山があります。スナイフェルという山が他にもあるので、区別するためにスナイフェルスヨークトルと呼びます。ヨークトルとはアイスランド語で氷河という意味で、スナイフェルスヨークトルの山頂には氷河があります。

スナイフェルスヨークトル

西暦200年ごろに最後の噴火をして、今は休火山です。海岸近くまで溶岩があり、山肌は筆で描いたように波打っています。

舗装されていないFロード

スナイフェルスヨークトルにはF570という道路があります。Fで始まるFロードは、舗装されていないガタガタの細い砂利道で4輪駆動の車でないと行かれません。砂利もなくタイヤの跡があるから、なんとなく道になったような部分もあります。
今回の旅行では勇気あるドライバーのおかげで、F570の道を走って、氷河にタッチすることができました。

海外での運転になれている人には、怖くないのかもしれませんが、未舗装の山道はスリリング。スリルの先には絶景がありました!

スナイフェルス氷河

頂上の展望台から見えるスナイフェルス氷河。写真の真ん中の薄茶色の道がFロードです。アスファルトで舗装されていないし、砂利もないタイヤ跡だけの道です。
この展望台からは安全な装備がないと氷河まで歩けません。頂上から下っていく道に、道路のすぐ近くに氷河があるポイントがあるので、氷河の上で記念撮影もできます。

もしも、レンタカーでFロードを走る時は車の保険はフル装備で入ってくださいね。

スナイフェルス半島観光の注意

観光地にはトイレがない

アイスランドには観光スポットがとてもたくさんあり、お土産屋やレストランがない観光スポットもたくさんあります。公衆トイレはほぼ無いので、レストランではとりあえずトイレに行っておきましょう。

歩きやすい靴・風を通さない暖かい服装

イーツリー・タンガや海沿いの絶景は、ゴツゴツした岩場を歩きます。滑らなくて歩きやすい靴が必須です。海の近くは風も強く、日本の夏に慣れた体にはとても寒く感じます。ウィンドブレーカーも持っていた方がいいですよ。

運転する人はサングラス必須

アイスランドは日差しが低いのが印象的でした。朝の8時、9時でも日差しが低くて運転する人はサングラスがないと、眩しくて大変です!

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